無題
日曜の昼下がり、僕は公園で一人ごちていた。
(たまの休みだっていうのにこんなトコで何やってんだかなぁ、僕は…)
思わずため息がもれてしまう。
なんのことはない、妹に会うだけなのだ。
それなのに何故、こんな場所までわざわざ来なければならないのか、これじゃまるでデートの待ち合わせみたいじゃないか…
そう思ってしまったのだ。
今日は天気が良いだけあって公園内は家族連れやカップルが多い。
特にすることもないので僕は彼らをボーッと眺めていた。
それにしても暑い…夏が過ぎて秋めいてきたとはいえ、まだまだ日差しは衰えていない。
炎天下にじっとしていると汗が噴き出てくる。
(遅いな…)
待つのはいつものことなのだが、いいかげんに日陰に移動しようと思い、良い場所はないかと辺りを見回す。
すると、その視界に独特の雰囲気をもった一人の少女が映った。
「ふぅ、やっと来たか」
僕は今まで座っていたベンチから立ち上がり、彼女に向かって歩きだした。
「やぁ…兄くん……久し振りだね……」
彼女が唐突に言う。
「あぁ、そうだね」
僕も妹の問いかけに応える。
このやりとりは彼女…千影に会ったときの通過儀礼みたいなものになっていた。
僕には千影の他にも、離れて暮らす妹がいるのだからしょっちゅう会える訳ではない。
だから僕は内心苦笑しながらも、いつもと変わらぬやりとりに安堵していた。
<コメント>
何か途中っぽい。お暇な時に是非とも続きを書いて頂きたいです。