豹変


千「ふふふ…ようやく『性格豹変薬』が出来た……さっそく…兄くんのところへ持っていこう…」



可・花「おじゃましま〜す♪」

兄「いらっしゃい。ジュース出すからちょっと待っててね」

ぴんぽ〜ん

声「宅配便で〜す」

兄「ジュースは冷蔵庫にあるから自由に飲んでいいよ」

可・花「は〜い」



ガチャ

とくとくとく…

可「ごくごく……ん…あれ」

花「どうしたの可憐ちゃん?」

可「うん…何だか不思議な味…」

花「え?」



兄「ありがとうございました」

バタン

花「お兄ちゃま〜!」

兄「どうしたんだい?」

花「可憐ちゃんが変なの!」

兄「変?」

可「ちょっともっち〜、私が変ってどぉ言う事よ〜(怒)」

花「うわ〜ん!お兄ちゃま〜!!」

兄「もっち〜って何だ?」

花「言った通りでしょ?」

兄「確かに…こりゃ恐いなぁ」

可「何ですってぇ…」

兄「いいいいいえ、ななななな何でも無いですよ!!」

桑谷夏子と化した可憐の性格は丸一日続いたのでした♪



後日

千「私とした事が……思わぬ失敗を……とりあえず兄くんから返してもらわないと…」



ぴんぽ〜ん

兄「千影…玄関から入ってくるなんて珍しいな。まぁ入ってよ」



とくとくとく…

兄「はい」

千「…ありがとう」

兄「で、今日はどんな用?」

ごく…

千「それなんだが…………!」

兄「?」

千「(そう言えば私は……この薬を返してもらうために…ι)」

兄「千影?」

千「今日は兄くんと散歩に行きたいな♪」

兄「散歩か。じゃあ行こうか」

千「うんっ♪」

兄「………(この子、千影か?)」



千「ねえ、川原で休んで行こ」

兄「いいよ(トカゲでも見つけるつもりか?)」



兄「でも、どうして急に散歩なんてしたいって思ったの?」

千「散歩って言うよりも、兄くんと一緒に居たいなぁって思ったの」

兄「そっか…(違う!違うぞ!!千影じゃない!!!)」

ごそごそ…

兄「あ、トカゲだ」

千「きゃあ〜〜〜〜〜!!」

兄「な、何!?」

千「私……トカゲ苦手なのぉ〜ι」

兄「あ…そうなの?(違う〜〜〜〜〜!!!!俺の知ってる千影はこんなんじゃねぇ〜〜〜!!!!!!)」

千影もまた、元の性格に戻るのに丸一日を要しましたとさ♪


<コメント>
可憐がなっちゃんこと桑谷夏子嬢になるというのは、中々面白い発想でした。
どうせなら千影をまほろさんとかにして欲しかったというのもあったり(ぉ


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