あにぃ、ボクと一緒に走ろ!
―何時も同じ誘い文句で、君は僕を朝靄のかかった外へと連れ出す。
―抵抗はしない。
抵抗する理由が無いし、これ自体僕が望んでいた事。
「早起きして走るのって、気持ちイイでしょ?」
―君に言われると、不思議とそんな感じがする。
何故なのかは、良く解らない。
―解らないまま。
毎朝君と並んで朝靄の中を駆け進んで行く。
―胸の奥で仄かに揺れる想いに気付かず。
僕は君と並んで。
(決して離れず)
駆け進んで行く。
共に笑いながら。
―僕等は、それが恋だと気付いていない。
<コメント>
しだれ柳老師最後の作品。詩のような書き方は嫌いじゃなかったです。
嗚呼、また萌え話したいものです。